ストレス が かかっている人 に 必要 な ビタミン

ストレス が かかっている人 に 必要 な ビタミン はどんなビタミンを摂るのがベストでしょうか?現代人はストレスが多いので多くの人がこのビタミンを必要としているのは間違いありません。

栄養をエネルギーに変える ビタミンB1

ストレス が かかっている人 に 必要 な ビタミン

ストレス が かかっている人 に 必要 な ビタミン

精神のビタミンともいわれる ビタミンB1 は、情緒の安定や集中力、学習能力とも深いかかわりがあります。

ビタミンB1 はご飯やパンなどの炭水化物をエネルギーにつくりかえる重要なはたらきをしているので、不足すると当然これはうまくいきません。

それだけでなく、燃焼したあとに残ったゴミが体の細胞にたまっていってしまいます。例えば、肩に乳酸がたまると肩コリとなるし、足にたまるとむくみが起きてだるくなります。そして、さらにビタミンB1 が不足した状態になると、ストレスととてもかかわりの強い肝臓、副腎、心臓といった臓器に貯蔵されているビタミンB1が奪われ、エネルギーづくりが強行されます。

こうした状態が続くと、ちょっとしたストレスにもうまく対処することができないようになり、何かのきっかけで暴力や自殺などのエスカレートした行動をとる可能性も出てきます。

脳に必要なビタミンB群

ストレスがたまっていると、些細な事が気になって、勉強をしていても頭に入らないことがあるでしょう。何か新しい事を学習して理解したり、正しい判断をするエネルギーというのは、大脳に運ばれてきたブドウ糖が、 ビタミンB1 に助けられてエネルギーにつくりかえられ起こるものです。ビタミンB1 はこうした役割も果たしているのですが、不足が続けば脳の中にも乳酸はたまっていきます。

現代人は食生活の乱れから、集中力が続かない、イライラしやすい、落ち着きがない、といった状態にあるといえます。こうしたことも、普段摂取している栄養と大きく関係しているのです。

脳への栄養補給は、活動に応じて血管が拡張し、その部分だけに血液がたくさん流れるようなしくみになっています。ブドウ糖は、脳の中でも完全燃焼してエネルギーに変わる必要があります。そのためには、

、など、さまざまなビタミンB群がじゅうぶんに無いと、脳に蓄積される分は消耗していきます。

ストレスに対抗する ビタミンC

血管の浄化やコレステロールの新陳代謝を促進するのは、 ビタミンC のはたらきです。コレステロールを体外へ排出するためには、コレステロールから胆汁酸をつくり、それを腸へと排出していかなければなりません。

そして、胆汁酸をつくるためにはビタミンCが必要です。ですから ビタミンC が不足すると、血液が肝臓を通るときに、正常にコレステロールを血液から分離できなくなって、血液中のコレステロールが下がらなくなってしまいます。また、胆汁の中にコレステロールが排出されたとしても、完全に溶けきらずに、胆石の原因となります。

ストレスがかかったとき、血圧やコレステロールが上昇するということは、副腎皮質ホルモンを大量に生産しなればならないということで、ストックされている ビタミンC が使い果たされてしまいます。そのため、コレステロールの排出のほうにまで ビタミンC がまわらなくなった状態なのです。

ストレスがかかっているときにこそ、ビタミンCをたくさん摂って、副腎皮質ホルモンをたくさんつくり、コレステロールが上がらないようにすることが大切です。副腎というのは腎臓の上に位置する小さな器官で、ストレスを受けると、副腎皮質ホルモンやアドレナリンを分泌してストレスに対抗します。

副腎皮質ホルモンには、糖質や脂質、タンパク質の代謝を促してエネルギーをつくったり、炎症を抑えるはたらきがありますが、ビタミンC は、こういった作用がある副腎皮質ホルモンの材料となっています。そして、必要なときにすぐに合成できるように、副腎にいつも大量にストックがあるのです。

私たちは、精神的なストレスのほか、風邪やさまざまな病気にもかかるので、ビタミンC を多めに摂取することを心がけていたいものです。

ビタミンの知識