ビタミン別の効用と摂取方法など。症状別に摂取するビタミンの紹介も。

「ビタミンB2」は、皮膚や各器官の粘膜を正常に保つ働き

動脈硬化を防ぐ

水道管に水アカがつくように、あるいは古いガス管が硬く、もろくなるように、血管も年齢を重ねるにつれて弾力がなくなって硬くなり、内壁には脂肪分などが沈着して血液の流れが悪くなります。
血液が流れにくくなる場所は、酸素や栄養分が行き届かなくなるので、さまざまな障害が生じます。これを動脈硬化といいます。
動脈硬化の症状が進むと、血管の内側はドロドロしたかゆ状になり、ところどころにはそれが盛り上がることもあります。この盛り上がりがはがれて、血流にのって運ばれ、血管につまってしまうのが脳血栓や心筋梗塞などの怖い病気です。
動脈硬化を促進するのは、中性脂肪、コレステロール、それに不飽和脂肪酸が酸化してできる過酸化脂質などの物質です。ビタミンB2には、過酸化脂質の生成を防ぎ、コレステロールや中性脂肪を減らす働きがあります。このため、ビタミンB2は、動脈硬化の予防、治療に効果があるのです。ビタミンB2には、細胞を強化する作用もあるので、動脈硬化でもろくなり、ひどくなれば破裂の危険さえ出てくる血管を、強くするのにも役立ちます。ビタミンB2は、つまり、ビタミンEと同じような働きをするのです。
けれども、効力はビタミンEよりは弱いので、動脈硬化対策をビタミンB2だけに頼るのはおすすめできません。ビタミンEと併用することをお勧めします。しかも、ビタミンB2とEの併用は、一方を単独で用いるよりも効力が高まることが確かめられています。B2とEを1対10 の割合で取ると、相乗効果が高まります。

肥満はビタミンB2で予防できる?

肥満の原因は、なんといってもエネルギーの過剰摂取、脂肪分の取り過ぎです。食べ過ぎです。
肥満対策としては、エネルギー制限と脂肪制限が第一にいわれますが、それだけでは不十分ですし、普通に生活していれば極端なエネルギー制限はできないのが通常です。
そこで、ひとつお勧めしたいのが、ビタミンB1を十分に取ることです。ビタミンB2は、糖分やタンパク質の代謝にかかわると同時に、脂肪の代謝にもかかわっていて、脂肪の代謝を活発に、スムーズに行う働きを持っています。B2を十分に取っていれば、つねに脂肪は次々に代謝されるので、脂肪制限と併用すれば、肥満解消に即、効果がでるというわけです。ビタミンB6も、B2と同じように脂肪の代謝を促進するので、B2とともに十分に取ると肥満対策に効果的です。

糖尿病患者は特に積極的に摂取する

糖尿病は、膵臓から分泌されるインスリンというホルモンがなんらかの原因で分泌されなかったり、分泌されても活性が低下することが原因で発病します。
一度かかると完治しにくいうえに、高血圧や動脈硬化、高脂血症などを合併しやすく治療が困難な病気です。ですから、糖尿病そのものの治療を行うほかに、合併症が起こらないように注意が必要です。
それには、ビタミンB2を十分に補給することです。糖尿病患者は、B2の吸収率が低下し、各臓器のB2同時に減少します。
糖分の代謝を促すB2が減少するために、糖分はエネルギーに転化しにくくなります。B2をしっかりと補って脂肪の代謝を活発にして、脂肪をできるだけエネルギーに変換しなければなりません。
つまり、B2の補給は、糖尿病を治すためではなく、糖尿病にともなって起こる障害を抑えることに主目的があるのです。
なお、B2のほかに、B1、B6、ニコチン酸などのB群、さらにC、Eの補給も必要です。B1が必要なのは、体内でのB1減少を補うためであり、血液中の余分な糖分をエネルギーに変えるためです。

ビタミンB2のまとめ

特徴

水溶性。余分に摂取された分は排泄される。B1は熱で破壊されやすいのに対し、B2は、熱や酸に強いのが特徴。
ただし、アルカリと強い光には弱く、破壊されてしまいます。

作用

目、皮膚、口内の粘膜の発育を助け、正常に機能するように働きます。
成長促進作用も他のビタミンより強力でその他、細胞の再生やエネルギー代謝に関わります。

欠乏症

口唇、腔、鼻、膣などの皮膚から粘膜に移る部分が荒れたり、ただれたりします。
目の充血、目尻のただれ、角膜炎などもB2の欠乏症のひとつです。

用量

成人男子で1日1.4mg、成人女子で1日1.1mgが所要量です。蓄積されないので毎日補給しなければなりません。不足した場合は, 所要量の5~10倍量を摂取します。

多く含まれる食品

  • ヤツメウナギ
  • 干しヤツメウナギ
  • 強化米
  • 焼き海苔
  • 干し椎茸

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