ビタミン別の効用と摂取方法など。症状別に摂取するビタミンの紹介も。

「ビタミンB1」のイライラを鎮める精神安定作用

精神の潤滑油としての役目を果たす

肉体的、精神的両方のストレスに追われる現代人。神経をすり減らして生きています。
そのため、時には自分の感情をコントロールできずにイライラしたり、怒りっぽくなったりします。そんな症状を自覚したら赤信号です。精神修行の前にビタミンB2をたくさん摂取しましょう。

家庭内暴力はビタミンB1不足

家庭内暴力がB1を取ることで治るのかどうかの議論の結論を出すのは後にして、とりあえず、ビタミンB1が精神にどんな形で影響を与えるかを見てみることにしましょう。
体をスムーズに動かすためには、それに見合うだけのエネルギーが必要です。神経も同じです。神経が円滑に働くためには、それなりのエネルギーが十分に補給されていなければなりません。
もし、脳、中枢神経へのエネルギー補給が十分でなければ正常に働かず、精神的に不安定になってイライラしたり、怒りっぼくなったりします。
中枢神経は糖質以外のものをエネルギー源とすることができないので、エネルギー補給行うには糖質をどんどん代謝して、エネルギーを取り出す必要があります。それには、第一に十分な糖質、第二に十分なビタミンB1がなくてはなりません。B1は、糖質の代謝をスムーズしよくばいに行うのを助ける触媒として、不可欠の役目を果たします。
つまり、ビタミンB1が不足すると神経へのエネルギーが不足し、イライラの原因となります。ラットの実験では、B1が欠乏すると中枢神経に異常が見られることが確認されています。
逆に、B1が十分にあると神経は十分にエネルギーを得ることができるので、精神の安定を得ることになります。
また、B1は神経の働きを調整し、正常な状態に保つ働きもあります。もし、家庭内暴力を起こす原因のひとつがB1不足による精神的不安定にあるならば、B1の摂取によって改善されることになります。

慢性疲労にビタミンB1を

帰宅すると、「疲れたな」と感じる。それが毎日続いて、朝まで疲労感が残る、なんとなくグルい…、ここ最近の口癖は、「ダルイ」「疲れた」といった慢性的な疲労感を自覚するなら、ビタミンB1を十分に摂るようにします。
B1と疲労、あるいは、脚気は深い関係にあります。早い話が、B1欠乏症である脚気は、疲れやすい、ダルい、疲れがとれないという症状をともなって起こるというわけです。
疲労は、肉体的なものと精神的なものとがあります。肉体的な疲労は、筋肉中にたまった乳酸やピルビン酸などの物質が原因です。
B1が不足していると、糖分の代謝が不完全になって、これらの物質が生成されてしまうのです。B1が十分にあれば、代謝が正常に行われ、疲労物質ができにくくなります。同時に、エネルギーも糖分から効率よく出てくるようになります。強度の運動をさせたネズミにB1を投与すると回復が早い、という実験の報告もあります。
では、精神疲労はどうでしょうか。脳の中には、ふだんはセロトニンという物質がたくさんあります。B1が不足するとセロトニン代謝が正常に行われなくなり、セロトニンが減少します。すると、脳の働きが鈍くなって、気力の減退、慢性的な眠けを感じるようになります。こんな自覚症状が現れたら、早めにB1を補給することにしましょう。

現代人はしっかり栄養を補給できていない?

栄養不足の貧しい時代の病気と思われていた脚気が、いまだに残っています。昭和50年前後に、多くの脚気患者が発生し、最初は公害病ではないかと騒がれたのですが、調査の結果、脚気であることがわかりました。
なぜ、今になっても脚気患者が出るのか調べてみると、昔とは違う、今の時代を反映したような原因があげられました。
米は昔よりより精白されたこと、インスタント食品や砂糖入り清涼飲料の取り過ぎ、動物性タンパク質の摂取不足(肉類、魚類、牛乳)、糖分の過剰、カルシウムの摂取不足などが主な原因で、ほかにアルコールの飲み過ぎ、激しいスポーツなども最近の脚気の原因とされます。
脚気の発生は、日本人にビタミンB1が不足しやすいことを証明しています。
たとえ脚気にならないまでも、B1が不足気味の人は、意外に多いのです。

脚気の症状

こうした症状があれば、脚気になっていなくても脚気予備軍です。食生活を見直す必要が迫られています。

    脚気様愁訴

  • しびれ感
  • 下肢倦怠
  • 全身倦怠
  • 動悸
  • 食欲不振
  • 息切れ
  • 肩こり
  • 頭痛
  • めまい
  • 神経・筋症状

  • 知覚鈍麻
  • 腱反射異常
  • 運動麻痺
  • 循環器症状

  • 心拡大
  • 脈拍不整
  • 最低血圧下降
  • 浮腫

  • 下肢
  • 顔面
  • 全身

ビタミンB1のまとめ

特徴

水溶性でよく水に溶け出します。また、熱で破壊されやすく調理の際には、注意が必要です。
体内に蓄積されることはなく余分に摂取された分はすべて排出されます。

作用

体内に取り入れられた糖分をエネルギーにかえる代謝のはたきを促進。脳の中枢神経や手足の末梢神経に正常に働くように作用します。
その他、成長促進、食欲増進なども。

欠乏症

最も不足しやすいビタミン。欠乏症の代表は、脚気。ほかに食欲不振、消化不良、筋肉疲労、運動障害、傷が治りにくいなども。

用量

調理などで失われる量を見込めば成人の男性では1日1.5~3.0mg、女性で1.62~2.5mgが適正量。体内に貯蔵されないので毎日摂取することが望ましい。

B1は、水溶性だから摂りすぎは心配ない

B1は、水溶性ですから、体内にためておくことができず大量に取っても、すぐに尿といっしょに流れ出してしまうので取り過ぎの害も、まず心配ありません。ただし、人によっては、B1剤を飲むと下痢や蕁麻疹、吐き気、胃腸の調子が悪くなる、といった症状が現れることがあります。
一種のアレルギー症状ですが、こんな場合にはすぐに服用をやめます。食事で取っている分には問題はありません。B群は総合的に取るのが基本で、B1だけを大量に取ると、余分なB1が排泄されるときにB2もいっしょに出てしまい、B2不足になることもあります。

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