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胃腸症状に必須の ビタミンU

胃腸症状に必須の ビタミンU に関する情報です。水溶性のビタミンで、熱には強い ( 140 度が分解点 )白色の結晶性粉末です。別名抗潰瘍性ビタミンといわれるように、胃や十二指腸の潰瘍を治すビタミンとして知られています。

胃腸症状に必須の ビタミンU

胃腸症状に必須の ビタミンU

ビタミンU の摂取により、胃や十二指腸の粘膜が強化され、潰瘍で皮がむけた状態になった部分が修復されて正常な状態にもどります。
テレビCMでよく目にするキャベジンなどは ビタミンU が配合されています。ビタミンUは、体内でも合成されるため、意識して食品やサプリメントから 無理に摂取しなくても欠乏症になることはありません。

キャベジンは、別名ビタミンUと呼ばれています。 正式に認められているビタミン類には含まれていませんが、ビタミンに近いはたらきと、ビタミンのはたらきを助ける作用があるといわれています。 まだ研究途上であるビタミン様物質です。

血管を強くする ビタミンP

血管を強くする ビタミンP についてです。水溶性のビタミンで、ルチン、ヘスペリジン、エリオシトリンの 3 種があり、フラボノイド化合物と呼ばれることもあります。3 種の ビタミンP のうち、最も強力なのは ルチン です。ルチンはそばにたっぷり含まれます。

ビタミンP

ビタミンP

ビタミンP 別名 ヘスペリジンとも呼ばれますは、毛細血管に関係するビタミンです。毛細血管は、弱くなると血管壁を通じて血液が外へしみ出してしまうようになります。年をとると毛細血管はだんだん弱くなります。その結果、高血圧、動脈硬化、鼻血、老人性紫斑病などが起こりやすくなります。

ヘスペリジンは 「 ビタミンP 」 と呼ばれる成分の1種です。フラボノイド骨格を持つポリフェノールとして知られており、血管や巡りに関係する成分として注目を集めています。

特に血管力を高め、元気と活力を維持する働きは素晴らしく、日々の生活で生じる様々なお悩みに寄り添っています。

体の内側をより力強く導く役割を担っているため、年齢を重ねるごとに欲しくなる成分です。

ビタミンP は、毛細血管を強化し、こうした症状を防止する働きがあります。
ルチンが豊富に含まれる食品は 「 そば 」 が有名です。食物繊維も豊富なため健康食として見直されています。

秋に収穫したそばの実から作られ11~12月に出回るものを「新そば」と言います。そばに含まれている栄養素として特徴的なのがビタミンPとよばれている「ルチン」です。「ルチン」は毛細血管を強化する働きがあり、歯ぐきの出血を止める効果や動脈硬化・高血圧を改善する効果もあると言われています。「ルチン」は水溶性でゆで汁に溶け出るのでそば湯を飲むとよいでしょう。

そば についてはこちら。

止血 凝固 を 予防する ビタミンK

止血 凝固 を 予防する ビタミンK についてです。ビタミンK は、脂溶性のビタミンで、細かくいえば構造の違いにより K1 から K7 の 7 種類があります。

ビタミンK

ビタミンK は、止血に関係するビタミンです。血液が止まるためには、プロトロンビンからつくられたトロンビンが、血祭中のフィブリノーゲンをフィプリンに変化させることにより、血液が固まり、血が止まります。

プロトロンビンは肝臓で合成されますが、このとき必要となるビタミンが ビタミンK です。
ビタミンK はまた、固まった血液がさらに血栓や血管内凝固を起こさないようにするために、正常なバランスを取る働きをしています。
ビタミンK の摂取は、月経過多、分娩・産褥時の出血、痔、潰瘍による出血、血尿、血便、喀血、吐血など、出血をともなう病気に効果があります。

ビタミンK を多く含む食品