月別アーカイブ: 2013年3月

貧血 症状には ビタミンB12

貧血 症状には ビタミンB12 が効果的です。貧血対策の第一は鉄分の補給ですが、あわせてビタミンB12 葉酸 も十分にとります。B12と葉酸は造血ビタミンともいわれ、赤血球の形成、再生に関係します。

女性に多い鉄欠乏性貧血 貧血 症状には ビタミンB12

貧血 症状には ビタミンB12

貧血 症状には ビタミンB12

顔色がよくない、立ち上がるときにクラクラする、階段を使うと動悸や息切れがする、といった症状があると心臓病では?と不安になりますが、むしろ貧血であることのほうが多いのです。

貧血は、血液中の赤血球が減少した状態です。血液検査をおこない、赤血球のヘモグロビンの値が低下している場合に、貧血の診断になります。

特に女性は、5人に1~2人は貧血だといわれていますし、若い女性にはむちゃな減食で貧血を起こしている人もいるので、症状で日頃から貧血対策を考えておく必要があります。

赤血球がじゅうぶんに生成されないと貧血になるのですが、栄養素の摂取不足によるもののほか、女性なら月経や妊娠による出血、骨髄の異常や腎臓でつくられるホルモンの欠乏など病気と関係したことが原因となっていることもあります。

貧血対策の第一は鉄分の補給ですが、あわせてビタミンB12 、葉酸(ようさん)をじゅうぶんに摂りたいところです。ビタミンB12と葉酸は造血ビタミンともいわれ、赤血球の形成、再生に関係します。葉酸はビタミンB群のひとつであり、このふたつの栄養素は互いに補い合って働くので、どちらか一方が不足しても赤血球が減り、貧血が起こりやすくなります。ビタミンB12は葉酸がじゅうぶんにあると吸収が良くなり、働きも活発になるのです。

貧血を改善するには、鉄分とともにビタミンB12 、葉酸を少しずつでもいいので、毎日意識して摂るように心がけましょう。また、赤血球の生成に必要なタンパク質や、鉄分の吸収率を高めるビタミンCもあわせて摂るようにしましょう。目に見えて体調が良くなっていくでしょう。

毎日の食事だけで栄養不足を補うのは、けっこう大変なものです。そんなときには、サプリメントを上手に利用するのも良いでしょう。

ビタミンB12 まとめ

特徴

赤色をしており、造血作用もあることから貧血に欠かせないビタミン。
水溶性。他のビタミンB群と比べると溶けにくい性質がある。
熱、酸、アルカリに対しても安定。

作用

赤血球の生成を促進。たんぱく質の代謝にも関与し、成長を促す。その他、食欲や体力の増進、イライラの予防などの作用も。

欠乏症

赤血球の生成に異常をきたすために起こる悪性貧血が代表的な症状。
不足の程度が大きく、しかも長期にわたると神経障害を起こすこともある。

豊富に含む食品

  • 豚レバー
  • カキ
  • サバ
  • イワシ
  • チーズ

ビタミンB12・葉酸

食事で貧血を改善するにはこちらも参考になります。

ビタミンB6 糖尿病 撃退ビタミン

ビタミンB6 糖尿病 撃退ビタミンです。ビタミンB6の働き、効果、効能など。水溶性。長く貯蔵したり、煮込んだりすると破壊されやすくなります。過剰分は、体外に排出されます。

腸内菌にはこのビタミンB6を合成する能力があります。

ビタミンB6 糖尿病 そして予備軍も摂取

糖尿病を治療するには、ひとつの方法としてインスリンの活性を高めることにあります。インスリンは、糖分をエネルギーに変換するのに必要なホルモンです。

このホルモンの活性が低下すると糖分がエネルギーに変わらず、血液中に多量の糖分が残ることになります。
血液の血糖値が高い状態にあり、のどの渇き、疲労感、神経痛など糖尿病特有の症状が現れてきます。症状はこれ以外にもさまざまな症状があらわれます。

糖尿病患者に、インスリンの活性を高める措置を取れば、血液中の糖分は効率よくエネルギーに転換し、血糖値は下がり、さまざまな不快な症状もなくなるでしょう。

では、どうしたらインスリンの活性を高めることができるのでしょうか。インスリンの活性低下は、インスリンがキサンチンという物質と結合することが原因です。

キサンチンは、アミノ酸の一種であるトリプトファンの代謝が正常に行われないときに増える物質です。いわば、キサンチンは、インスリンの阻害物質です。

ところが、ビタミンB6はトリプトファンの代謝を正常にする働きがあります。たっぶり取れば、キサンチンの生成を減らし、そのためにインスリンの活性を回復させて、結果として、糖尿病の改善に効果をもたらします。
実際には次のような効果が確認されています。

  • 合併症である糖尿病性網膜症という悪質な目の病気が、ビタミンB6抗投与で抑えられた。
  • ビタミンB6投与で糖尿病の代表的な症状である手足のしびれが軽減した。
  • 糖尿病患者に対する秩の大量投与(成人男子の必要量の90倍) を行い、一定の成果をあげている。

糖尿病の治療は、まず第一に食事療法、第二にインスリン注射ですが、食事療法は思ったように改善できないし、インスリン注射は増量しないと効果がなくなっていき、やがて副作用も気になってきます。
その点、跳は過剰症の心配もなく使用できるのですから、糖尿病に苦しむ人にとっては、光明の光といえるでしょう
なお、糖尿病にはビタミンC 、ニコチン酸の効能、効果も確かめられています。

現在、糖尿病の治療を行っている方は、運動療法食事療法を行った上でビタミンB6の摂取を積極的に行うことが大切です。

アレルギー体質を改善

ある食物を食べると、必ずじんましんになるという体質の人がいます。春先になると、花粉で鼻水や鼻汁がひどくなる人が増加しています。

家の中のホコリによりぜんそくを起こす人も多いようです。
こういう人は、いわゆるアレルギー体質です。たいてい、治りにくくて悩んでいるものですが、どうやらビタミンB6は、大きく役立ちます。

アレルギー症状の原因は、体の免疫反応が過剰に起こりすぎることです。免疫反応とは、体に侵入する病原菌や異物に対抗しようとする体の自衛反応です。

本来は体に害のない反応なのですが、なんらかの原因で強すぎる反応を起こすと、先にあげたような、さまざまな症状が出るのです。ビタミンB6は、免疫抗体に重要な役割を果たします。B6欠乏のモルモットでは、免疫反応に関係のある胸腺(胸部のリンパ管) や脾臓が縮小したり、血液中のリンパ球が減少したりする異常が見られたという報告があります。

ビタミンB6の欠乏は、免疫能の低下をもたらすことが、この実験でも確認されています。ところが、このモルモットにB6を投与すると、およそ二週間で約80% のモルモットが正常に回復した、といいます。これをそのまま人間に当てはめることはできませんが、どうやら、B6には免疫能を高める効果はあるといえそうです。

アレルギー体質が治るとはいえませんが、免疫能を正常な状態に保っていれば、アレルギー症状が出にくくなると考えられます。B6が、なぜ免疫能を左右するのかは解明されていません。一説として、核酸の一種であるプリンという物質の代謝に関係がある、といわれます。

大酒のみでもB6をしっかり摂取していれば肝臓は大丈夫

お酒好きの人がが、ビタミンB6を十分に取っていれば心配がいらない、ということになれば、これほどうれしいことはありません。

ほんとうにそうなのでしょうか。

肝臓の病気としてあまり知られていないものに、脂肪肝という病気があります。病名どおり肝臓に脂肪がたまる病気で、アルコール常飲者によく見られます。自覚症状があまりないために見過ごしがちですが、気づかずに飲酒を続けていると、やがては肝硬変になることもあるのですから、危険な病気といってよいでしょう。さて、脂肪肝とビタミンB6の関係については動物実験で確かめられています。

B6が欠乏した、非常に高濃度のタンパク質のえさを与えたネズミには、はっきりと脂肪肝が認められました。タンパク質の割合が少ない抗欠乏症のネズミには、脂肪肝は起こらない、という結果でした。

興味深いのは次のことです。一度、脂肪肝になったネズミに、跳B6を添加したえさを与えると短期間で脂肪肝が改善された、ということです。B6欠乏のままでタンパク質を減らしたえさでも、同様に、脂肪肝の改善が見られました。

ビタミンB6 のことで考えると、B6を十分に補給することが脂肪肝を予防する条件のひとつであるといえます。
さらに、脂肪肝になったとしても、B6の補給でかなり回復すると考えられます。
このようにB6が効果を発揮するのは、B6に脂肪とアミノ酸の代謝を正常に保つ働きがあるからです。
ほかに、ナッツ類に含まれるコリン、あるいはそれ以外のB群のビタミンも、肝細胞の機能を正常に保つために必要です。なお、B6を取っていれば脂肪肝になる可能性はまったくない、などということではありません。
毎日多量のアルコールを飲んでいる場合には、アルコールの害に比べて、B6の効果など微々たるものです。

ビタミンB6 まとめ

作用

タンパク質や脂肪の吸収を助けます。また、 中枢神経系の働きを正常に保つ、 皮膚の健康を保つ、 吐き気をやわらげるなどもB6 の仕事です。

特徴

水溶性。長く貯蔵したり、煮込んだりすると破壊されやすくなります。
過剰分は、体外に排出されます。
腸内菌にはこのビタミンB6を合成する能力があります。

欠乏症

日常よく摂取している食品に含まれているので、特に欠乏症にかかることはありませんが痙攣発作は、B6の欠乏に関係していると言われています。

用量

B6の所要量は特に定められてはい皇せん。一般には, 成人で1 日1~ 3mg 不足しているときはその2~55 倍量が目安とされています。

ビタミンB6 豊富に含む食品

ビタミンB6
ビタミンB6  多く含む食品

ビタミンB2 皮膚 粘膜 正常に保つ働き

ビタミンB2 皮膚 粘膜 正常に保つ働き があります。口内炎ができたときなどにビタミンB2を摂取するとすぐに治ります。ビタミンB1 は熱で破壊されやすいのに対し、ビタミンB2は、熱や酸に強いのが特徴。
ただし、アルカリと強い光には弱く、破壊されてしまいます。

ビタミンB2 皮膚 粘膜への働きだけでなく 動脈硬化を防ぐ

ビタミンB2 皮膚

ビタミンB2 皮膚

水道管に水アカがつくように、あるいは古いガス管が硬く、もろくなるように、血管も年齢を重ねるにつれて弾力がなくなって硬くなり、内壁には脂肪分などが沈着して血液の流れが悪くなります。

血液が流れにくくなる場所は、酸素や栄養分が行き届かなくなるので、さまざまな障害が生じます。これを動脈硬化といいます。

動脈硬化の症状が進むと、血管の内側はドロドロしたかゆ状になり、ところどころにはそれが盛り上がることもあります。この盛り上がりがはがれて、血流にのって運ばれ、血管につまってしまうのが脳血栓や心筋梗塞などの怖い病気です。

動脈硬化を促進するのは、中性脂肪、コレステロール、それに不飽和脂肪酸が酸化してできる過酸化脂質などの物質です。

ビタミンB2には、過酸化脂質の生成を防ぎ、コレステロールや中性脂肪を減らす働きがあります。このため、ビタミンB2 は、動脈硬化の予防、治療に効果があるのです。ビタミンB2には、細胞を強化する作用もあるので、動脈硬化でもろくなり、ひどくなれば破裂の危険さえ出てくる血管を、強くするのにも役立ちます。

ビタミンB2 は、つまり、ビタミンEと同じような働きをするのです。
けれども、効力はビタミンEよりは弱いので、動脈硬化対策をビタミンB2だけに頼るのはおすすめできません。ビタミンEと併用することをお勧めします。しかも、ビタミンB2ビタミンE の併用は、一方を単独で用いるよりも効力が高まることが確かめられています。ビタミンB2ビタミンE1対10 の割合で取ると、相乗効果が高まります。

肥満は ビタミンB2 で予防できる?

肥満の原因は、なんといってもエネルギーの過剰摂取、脂肪分の取り過ぎです。食べ過ぎです。
肥満対策としては、エネルギー制限と脂肪制限が第一にいわれますが、それだけでは不十分ですし、普通に生活していれば極端なエネルギー制限はできないのが通常です。

そこで、ひとつお勧めしたいのが、ビタミンB1を十分に取ることです。ビタミンB2は、糖分やタンパク質の代謝にかかわると同時に、脂肪の代謝にもかかわっていて、脂肪の代謝を活発に、スムーズに行う働きを持っています。B2を十分に取っていれば、つねに脂肪は次々に代謝されるので、脂肪制限と併用すれば、肥満解消に即、効果がでるというわけです。

ビタミンB6も、B2と同じように脂肪の代謝を促進するので、B2とともに十分に取ると肥満対策に効果的です。

糖尿病患者は特に積極的に摂取する

糖尿病は、膵臓から分泌されるインスリンというホルモンがなんらかの原因で分泌されなかったり、分泌されても活性が低下することが原因で発病します。

一度かかると完治しにくいうえに、高血圧や動脈硬化、高脂血症などを合併しやすく治療が困難な病気です。ですから、糖尿病そのものの治療を行うほかに、合併症が起こらないように注意が必要です。

それには、ビタミンB2を十分に補給することです。糖尿病患者は、B2の吸収率が低下し、各臓器のB2同時に減少します。
糖分の代謝を促すB2が減少するために、糖分はエネルギーに転化しにくくなります。B2をしっかりと補って脂肪の代謝を活発にして、脂肪をできるだけエネルギーに変換しなければなりません。
つまり、B2の補給は、糖尿病を治すためではなく、糖尿病にともなって起こる障害を抑えることに主目的があるのです。
なお、B2のほかに、B1、B6、ニコチン酸などのB群、さらにC、Eの補給も必要です。B1が必要なのは、体内でのB1減少を補うためであり、血液中の余分な糖分をエネルギーに変えるためです。

ビタミンB2 まとめ

特徴

水溶性。余分に摂取された分は排泄される。B1は熱で破壊されやすいのに対し、B2は、熱や酸に強いのが特徴。
ただし、アルカリと強い光には弱く、破壊されてしまいます。

作用

目、皮膚、口内の粘膜の発育を助け、正常に機能するように働きます。
成長促進作用も他のビタミンより強力でその他、細胞の再生やエネルギー代謝に関わります。

欠乏症

口唇、腔、鼻、膣などの皮膚から粘膜に移る部分が荒れたり、ただれたりします。
目の充血、目尻のただれ、角膜炎などもB2の欠乏症のひとつです。

用量

成人男子で1日1.4mg、成人女子で1日1.1mgが所要量です。蓄積されないので毎日補給しなければなりません。不足した場合は, 所要量の5~10倍量を摂取します。

多く含まれる食品

  • ヤツメウナギ
  • 干しヤツメウナギ
  • 強化米
  • 焼き海苔
  • 干し椎茸

ビタミンB2 多く含まれる食品