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ビタミンB1 をビタミン剤と摂取すると B群 も一緒に排泄されてしまう

ビタミンB1 をビタミン剤と摂取すると B群 も一緒に排泄されてしまう のでビタミン剤を飲む時には注意しなければいけません。ビタミンB群 のなかの ビタミンB1 を、錠剤でとったとしましょう。そうすると余分な B1 は尿のなかに排出されますが、問題なのは、そのとき ビタミンB2 B6 B12 などほかのビタミンB 群も、たとえ必要量を満たしていなくても、一緒に体外に出てしまうのです。

ビタミンB1 をビタミン剤と摂取すると

ビタミンB1 をビタミン剤と摂取すると

ビタミンB1 をビタミン剤と摂取すると

食べ物と健康といえば、これまではとかく栄養素のみが重視されてきた傾向が強くあります。もちろん、必要なだけの栄養素は満たさなければならないけれど、食生活というのは、私たちの生きている環境すべてをひっくるめて考えるべきです。

環境が違えば、採れる食べものの種類も質も違います。土が違えば栄養素も変わってきます。食べたあとの消化吸収だってそれぞれに個体差があるし、年齢によっても性別によっても変わってきます。

同じ蛋白質でも、充分に吸収できればその人にとっては栄養素になりますけれど、吸収できなければ腸のなかで異常発酵して、発ガン物質になります。

食べたら運動もしなければならない。取り入れたエネルギーを完全に燃焼させることが肥満を防ぎ、有害物質が体内に蓄積されるのを防ぎますから。東洋医学でいう、陰と陽のバランスも大切です。栄養素の面でも、ストレス時代といわれる現代では、苦に比べ、ビタミンとミネラルの消耗が激しくなっていますので、三大栄養素より、こうしたものをもっととる必要があります。

ただ、錠剤では効果はありません。それどころかとり過ぎて、過剰害を起こしかねません。工たとえば ビタミンB群 のなかの ビタミンB1 を、錠剤でとったとしましょう。そうすると余分な B1 は尿のなかに排出されますが、

問題なのは、そのときB2、B6、B12などほかのビタミンB 群も、たとえ必要量を満たしていなくても、一緒に体外に出てしまうのです。

亜鉛を吸収するには ビタミンB6 が必要ですから、B6 の不足している人が亜鉛剤をいくら飲んでも何の効果もありません。鉄剤も同じです。

鉄分は胃酸によって、イオン化されて初めて体内に吸収されます。無機の鉄は皮膚に沈着して色を黒くするばかりか、胃を荒らす原因ともなります。医食同源という言葉がありますが、やはり食事からでなければ、バランスのとれた栄養はとれないんですね。自然の摂理というのは面白いもので、あるミネラルを吸収するために必要なビタミンは、全部同じ食品のなかに入っています。

ビタミンB1

老化予防に必須の ビタミンE

老化予防に必須の ビタミンE についです。最近は、老化予防のビタミンとして定着した ビタミンE ですが、日常的に積極的にとりたいビタミンです。

ビタミンE

老化予防に必須の ビタミンE

老化予防に必須の ビタミンE

では、一体、ビタミンE は体の中でどのように働くのでしょうか?まず、第一のはたらきとして体の細胞のなかの脂質が酸化するのを防ぐことにより、結果として老化を防ぎます。

加齢にしたがって、体の細胞を包んでいる細胞膜をつくるコレステロールやリン脂質などの脂分が酸化して過酸化脂質という物質に変化します。

これは、てんぶらを何度もあげた後のいわゆる疲れた油のようなものと考えられます。実はこの過酸化脂質という物質がくせ者です。

過酸化脂質は一か所にできはじめると、まるでおふろのタイルのかびのように次々と連鎖的に細胞間に広まります。

この過酸化脂質への変化が血管壁細胞で起これば、血管の弾力が失われ動脈硬化になる可能性もでてくるし、血液中の細胞で起これば、血液がねばねばして血栓ができやすくなります。

がん細胞における過酸化脂質の量は、健康な細胞よりも2~3倍も多いことが確認されています。がんの原因としてもこの過酸化脂質はいま、注目されています。

ビタミンE には、これらの過酸化脂質が増えるのを抑制するという作用があります。つまり、ビタミンE には、体内の老化を防止して血栓やがんを防ぐというはたらきが期待できるということです。

ネズミを用いた実験によると、ビタミンE を投与したネズミのほうが、投与しなかったネズミよりも長生きでした。現在では化粧品にも配合されており、しみ、しわなどを防ぐビタミンとしても注目を集めています。

そのほかに、血管を拡張して、血液の循環をよくする作用もあるので、冷え性やしもやけ、痔などにも効果があります。しかし、ビタミンEは人間の体ではつくれません。また、ビタミンE¥を豊富に含む食品も限られています。それらの食品をうまく利用して上手にビタミンEを効率よく摂取したいものです。

ビタミンE を豊富に含む食品というのは、豆腐や納豆などの大豆食品、イワシ、アユ、サンマ、カツオ、ウナギなどの魚、ゴマ油をはじめとする植物油、ホウレン草やカボチャ、ノリなどの野菜、海藻類、そのほかには卵、小麦胚芽などであります。

ビタミンE を多く含む食品 はこちらです。

これらの食品を上手に組み合わせてとれば、ビタミンE をとりながらほかの栄養素もバランスよくとることができます。

たとえば、ホウレン草をゴマ油で妙めて卵とじにするなど、料理を工夫すればいくらでもおいしくとることができます。

また、抗酸化性の水溶性の ビタミンC と一緒にとれば、その効果は倍増します。しかし、ビタミンE が老化を防ぐからといって大量にとることは好ましくありません。薬局等でビタミン剤として売られてはいるが、これらのビタミン剤を多用すると、脂溶性のものなので体内にたまり過ぎてしまう危険性もあります。尚、不足する際の欠乏症の心配は、

  • 過酸化脂肪の生成(リボフスチンを作りシミのもとになる)
  • 胎児の成長不全、生殖機能の低下
  • 筋肉の萎縮
  • 生体の生理活性の弱化、感染源に弱くなる

などがあります。

ビタミンは、あくまでも食品からの摂取が基本です。ビタミン剤などを用いて 1 日に 1 g 以上とると、今度は免疫不全症というおそろしい病気になってしまうのです。あくまでも食品から上手に摂取していれば、老化を防止するので、積極的に摂取するようにしたいビタミンの 1 つです。

ビタミンE

骨の健康に必要な ビタミン

骨の健康に必要なビタミン を紹介します。ちょっとしたことで骨折してしまう子供たちが現代では多く見られます。昔の子供と比べ骨が弱くなっている原因はいろいろ考えられますが、やはり直接の原因は、骨の原料であるカルシウムが不足していることでしょう。

骨の健康に必要な ビタミン カルシウムのはたらきを生かすビタミンD

骨の健康に必要な ビタミン

骨の健康に必要な ビタミン

ちょっとしたことで骨折してしまう子供たちが現代では多く見られます。昔の子供と比べ骨が弱くなっている原因はいろいろ考えられますが、やはり直接の原因は、骨の原料であるカルシウムが不足していることでしょう。

臓器などと比べるとあまり感じないかもしれませんが、骨は生きています。成長期の子供はもちろんですが、私たちの体の中では、年齢を重ねても常に骨がつくられ同時に分解もされていて、血液中に吸収されているのです。

骨はカルシウムとリンでできています。骨の細胞がつくり出したタンパク質の筋(コラーゲン)に、血液中のカルシウムイオンとリン酸イオンが結合して沈着し、骨になります。

食事をして体内に入ったカルシウムは、胃液の酸で溶けて小腸の壁から吸収されるのですが、このときにビタミンD が無いとうまく吸収されません。

また、カルシウムとリンは、ともに歯の主成分です。骨や歯の形成には、ビタミンDのほかにもホルモンやタンパク質が重要なはたらきをしているので、カルシウム以外の栄養素もバランス良く摂ったほうが良いです。

骨粗しょう症を予防する食べもの

40歳を過ぎ更年期にさしかかった女性は、カルシウムの不足から骨が弱くなったりもろくなったりして、転倒したときに骨折をしやすくなります。これを「骨粗しょう症」といいます。こういった症状は50代くらいから始まることが多いといわれていますが、女性は、男性の何倍も骨粗しょう症が起こりやすいのです。

しかも、日本人女性は欧米人と比べても2倍近く骨粗しょう症を起こしやすいといいます。それは、日本人のカルシウムの摂取量が少ないためです。飲料水をみても、酸性の土壌で覆われている日本の水のほとんどがカルシウムの含有量が少ない軟水です。

ですから、日常的にこの軟水を飲んでいる日本人の場合、欧米人よりもカルシウム不足が起こりやすいということになります。

骨粗しょう症では、まるで軽石のように骨がスカスカになり、骨密度が少なくなってしまいます。こういった現象が女性に多いのはなぜかというと、それには理由があるのです。

女性が妊娠して子供を産むために必要なエストロゲンという卵巣ホルモンは、妊娠のためだけでなく、カルシウムの腸間吸収をとても良くするはたらきがあります。

ところが、更年期となってエストロゲンの分泌が減少傾向になると、カルシウムの吸収は半分以下まで減ってしまいます。さらに、外からとり入れるカルシウムの量が不足してくると、副甲状腺ホルモンのはたらきが活発になって、骨からカルシウムを溶かしだし、不足分を補おうとするので、ますます骨が弱くなってしまうのです。

骨粗しょう症を防ぐためには、やはりカルシウムを多めに摂取することです。そして、ビタミンDの摂取も大切になります。

カルシウムが多く含まれている食品には、小魚、大豆製品、乳製品、海藻などがあります。カルシウムは、中年以降に危険が高まる動脈硬化の予防にも役立ちます。

ビタミンD が含まれている食品は、干し椎茸、ナッツ類、レバー類、カツオやマグロ、イワシなどの血合いの部分、卵黄などです。

ビタミンD