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甘いもの が 大好きな 人の ビタミン 摂取術

甘いもの が 大好きな 人の ビタミン 摂取術 です。疲れたときには甘いものがほしくなります。糖質は、脂肪やタンパク質よりもエネルギーになりやすいので、体が要求するのですが、いつも甘いものを大量に食べているとなるといおろんな問題が起きるので注意しなければなりません。

糖質の代謝に ビタミンB1 が使われる

甘いもの が 大好きな 人の ビタミン 摂取術

甘いもの が 大好きな 人の ビタミン 摂取術

日本人の砂糖の消費量は、戦後、急カーブを描いて上昇しています。国民1人当たりの年間平均消費量を見ると、1955年と1980年を比べると2倍に急増しています。
1980年では、年間24kg摂取しているデータがありますが、これは、1日平均では 66 g です。これは、角砂糖(1 個3.5 g として) にすると 19 個分に当たるのですから、かなりの量です。

甘党の人は、無意識のうちに 1 日 100 g 程度取っている人もいます。
最近、「砂糖の取り過ぎ」がいわれ、砂糖を糖尿病や心臓病など成人病の元凶のひとつとする見方もあります。
砂糖の適正な摂取量には定説がないので、どの程度取れば害があるのかわかりませんが、甘党の人は、そうでない人に比べて ビタミンB1 が不足しやすいことは確かです。
糖質がエネルギーに転化するには ビタミンB 1が必要です。

体内に入ってくる糖質が多いほどB1の消費量は大きくなります。それを補うだけの B1 を取っていなければ、不足してしまいます。甘党の人は、 ビタミンB1 を普通の人の 1.5 倍から 2 倍ぐらいは取るように心がけたほうがよいでしょう。
ビタミンB1 を多く含む食品

糖尿病なら ビタミンB6 を摂取

糖尿病が不安ならば、レバーやイワシ、ナッツ、くるみなどによって ビタミンB6 を取るようにします。
糖尿病は、膵臓から分泌されるインスリンというホルモンの異常が原因で起こる病気です。
インスリンの異常にもいろいろありますが、そのひとつがインスリンとキサンチンの結合によるインスリンの活性低下です。

キサンチン (xanthine) はプリン塩基の一種で、ほとんどの体組織や体液に見られる有機化合物です。 キサンチンは生体内でプリン化合物が分解したときに生じ、キサンチンデヒドロゲナーゼ(キサンチンオキシダーゼ)の作用により尿酸へと変えられます。

キサンチンは、トリプトファン(アミノ酸の一種) の代謝異常によってできる物質ですが、ビタミンB6 は、このトリプトファンの代謝を正常にする働きがあるのでキサンチンの生成を減らします。つまり、ビタミンB6を十分に取っていれば、トリプトファン代謝は正常に保たれるので、糖尿病を起こす原因のひとつは
取り除くことができます。

ビタミンの知識

お酒 ( アルコール )を飲む機会の多い人のための ビタミン 摂取術

お酒 ( アルコール )を飲む機会の多い人のための ビタミン 摂取術 を紹介します。お酒を飲む機会が多い人は多いものです。コロナウィルスも落ち着いてきてお酒の席も増えるでしょう。

After 5 の1杯、つき合い酒、接待酒とビジネス社会ではアルコールが契約の大きなきっかけになるケースが多々あります。もともと好きな人なら、つい度を越えて飲みがちなもの。肝臓の心配に合わせて、ビタミンのことも考慮します。

お酒 ( アルコール ) を飲む人  ビタミンB1 をはじめとして B群 が不足しやすい

お酒 ( アルコール )

お酒 ( アルコール )

アルコール好きな人がビタミン不足になるとすれば、その原因のひとつは、きわめて単純です。つまり、お酒ばかり飲んでいて栄養バランスのとれた食事をしないために全体に ビタミン が不足してしまう、といったことです。

特に、不足しがちなのが ビタミンB1です。ウサギを使った実験で、アルコールを与えると血中 B1 濃度が低下することが確認されています。

最近では、食生活は乱れ酒ばかり飲んで、食事は、インスタント食品という独身男性に脚気( B1 欠乏症 ) が見られたり、日本では少なかったウェルニッケ脳症(B1欠乏が原因で起こる脳障害) が報告されたりしています。

ウェルニッケ脳症はビタミンB1(チアミン)の不足により、脳の奥のほうの部位(脳幹部)に微小な出血が起こり、細かい眼の振るえ(眼振)が目の動きに制限が出る(眼球運動障害)、意識障害などの精神状態の変化、ふらつき(失調性歩行)といった様々な症状が急激に出現します。

ビタミンB1 が不足するのは、肝臓でアルコールが分解される過程で ビタミンB1 が消費されるからです。

また、アルコール代謝の過程でできるアセトアルデヒドという有害物質を分解するのにも ビタミンB1 が使われます。食物から取れる ビタミンB1  が減るうえに、体内での消費量が増えるのですから、ビタミンB1 不足になるのは当然の結果といえます。

ふだん酒量の多い人は、ビタミンB1 を 1 日2 ~ 3mg ぐらいは取るようにします。
もちろん、酒量をある程度減らすこと、食事をきちんと取ることは、ビタミンを補給する以前の問題です。

  • ビタミンB2
  • コリン ナッツ類、ほうれんそう、卵黄、レバー、酵母などに豊富に含まれています。水溶性など、他のB群と同じような性質を持っています。
  • ニコチン酸 ナイアシンと呼ばれる水溶性のビタミンB群の一種です。 体内では、糖質、脂質、たんぱく質を代謝してエネルギーを産生する酵素や、アルコールを分解する酵素などのはたらきを助けます。
  • ビタミンB12
    など、ビタミンB1 以外のB 群も積極的に取ること。レバーや卵黄、ピーナッツなどを酒のさかなにすれば、自然にビタミンB群を補給できます。
  • B群が十分にあればアルコールの代謝をよくし、肝臓の負担が軽くなります。アルコール常飲者に多い脂肪肝(肝臓に脂肪が異常に沈着する病気) を防ぐことにも効果があります。

二日酔いを防ぐには十分な水分摂取も大切です。
悪酔い、二日酔いを避ける水の飲み方 が参考になります。水分摂取を怠ってはいけません。

ビタミンの知識

ヘビースモーカー は ビタミンB2 ビタミンC を意識して摂取する

ヘビースモーカー は ビタミンB2 ビタミンC を意識して摂取する ようにします。喫煙によりビタミンB2 ビタミンC がかなり不足します。この不足するビタミンを補うように意識します。

ヘビースモーカー

ヘビースモーカー

「百害あって一利なし」が常識となったせいか、最近は喫煙率が急速に下がっているようですが、それでもまだまだ「やめられない」人は多いのが現状です。

また、喫煙年数が長くなればなるほど、やめるときのエネルギーは大きくなります。タバコを1日に1箱吸う人は、吸わない人の40倍もビタミンCが消費されてしまうのです。補助剤などを使って禁煙をしましょう。

ヘビースモーカー タバコ 1 本で 25 mg の ビタミンC が消失

喫煙で損なわれるのはビタミンCです。それも紙巻きタバコ1本で25mgという量ですが、100mgも破壊されるという専門家もいるほどです。1日20本も吸うヘビースモーカーなら、極端にいえば2g、つまり所要量(50mg)の40倍もビタミンCを消失してしまうことになります。

1日2~3箱も吸ってしまうチェーンスモーカーなら…です。仕事が忙しく、常にたばこを加えていないと落ち着かない人はかなり多いのです。
また、自分がタバコを吸っていることを意識しないで火をつけてしまうのは神経質な日本人に多いのです。

単純計算ではいかないにしても、ビタミンCが多量に失われることは確かで、ほかにも報告があります。カナダの食品局が行った調査では、タバコを吸わない人に比べると、1日20本以上吸う人は40% 、1日20本以下の人でも25%も血中ビタミンC濃度が低いことがわかりました。

1日1箱吸っている人に、毎日1gのビタミンCを与えても、血液中のビタミンC濃度は、タバコを吸わない人の水準までいかないという報告もあります。また、食事から同程度のビタミンCを摂っていても、喫煙者は非喫煙者より30%もC濃度が低いという報告もあります。

なぜ、タバコを吸うとビタミンCが損なわれるのかはよくわかっていませんが、タバコを吸う人はビタミンCを多めに摂るほうがよいこと、本数が多い人ほど多量に必要なことなどは、もはやいうまでもないでしょう。
ビタミンC が多く含まれる食品

女性は B2 不足に注意

タバコの煙にはシアン化水素という有害物質が含まれています。この物質を処理するのにビタミンB2が使われるので、タバコを吸う人には、このビタミンが不足しがちです。

ビタミンCとともにビタミンB2の補給も必要です。妊娠中、あるいはこれから赤ちゃんをつくる女性にとって、喫煙によるB2の不足はぜひ避けたいものです。タバコを吸う女性から生まれた赤ちゃんに発育不良や未熟児が多い原因のひとつとして、ビタミン不足が考えられているからです。
ビタミンB2 を多く含む食品

喫煙者の味覚異常を防ぐ 緑黄色野菜

ヘビースモーカーのほとんどが、自分でも気づかないうちに徐々に味覚が狂っているといいます。これは、タバコの刺激が口の中の粘膜を荒らし、舌の味覚を鈍くしているのです。次の項目で自分の味覚異常をチェックしてみましょう。

  1. 全体的に薄い味より濃い味が好き。
  2. 麺類のスープは全部飲み干す。
  3. 麺類にはコショウや唐辛子をふりかけるのが当たりまえ。
  4. 味つけされているおかずに塩や醤油をかける。
  5. ほうれん草、小松菜、白菜などの味の違いがわからない。
  6. 野菜を食べるのは1日に1回以下。
  7. タバスコやカレーなど、激辛なものが大好き。
  8. コーヒー・紅茶には、必ず砂糖をスプーン1杯以上入れる。

以上の項目で、5つ以上該当すると完全な味覚異常、2 ~ 4 つが予備軍となります。

味覚異常は、激辛ブームと関連しています。味が濃いものや辛いものばかり好んで食べていると、食べもの自体の味がわからなくなったり、薄味では物足りなく感じて食べられないようになってしまいます。また、味覚が狂ってしまっているので、野菜を苦く感じるようになったりもします。

緑黄色野菜を多く摂取することで、のどや肺の粘膜を強くし、細胞の新陳代謝が活発になります。緑黄色野菜には、

そして、味覚異常を改善する亜鉛も含まれているので、毎食1品は食べたいところです。それも、サラダではなく、おひたしや炒めものにして食べるのがよいです。


ビタミンの知識